しげるです。
前々回で1日の「標準時間割」を作り、前回はそれを基にして「移動日」「釣りメインの日」「デスクワークメインの日」「完全休養日」の各バージョンの時間割を作った。
今回はこれを基にして、週間・月間スケジュールを作ってみる。
前回の振り返り
まず、簡単な振り返りを。
1日の時間割は、標準日・移動日・釣り日・DW日・休養日の5パターン。
睡眠時間は6時間で統一。食事は1日3食を、なるべく規則正しく摂る。
各アクティビティ(ライド・釣り・DW)にかける時間は、パターンによってさまざま。まとめると右の表のようになる。
こうして見ると、移動日のDW時間ってホントに少ないな。最低限の作業だけしかできなさそう。
標準日 | 移動日 | 釣り日 | DW日 | 休養日 | |
ライド | 6:00 | 8:30 | 0:00 | 0:00 | 0:00 |
釣り | 9:15 | 0:00 | 16:45 | 5:30 | 0:00 |
DW | 6:00 | 3:00 | 8:45 | 14:15 | 0:00 |
週あたりの日数は、移動2日・釣り2日・DW1日と仮想定した。
また、休養日は月に2日と仮想定した。週あたりに均すと0.5日。
残りを標準日で埋めるとすれば、週あたり1.5日となる。
この前提で計算すると、各アクティビティの週間所要時間は以下のようになる。
標準日 | 移動日 | 釣り日 | DW日 | 休養日 | 合計 | |
平均週間日数 | 1.5日 | 2日 | 2日 | 1日 | 0.5日 | 7日 |
ライド | 9:00 | 17:00 | 0:00 | 0:00 | 0:00 | 26:00 |
釣り | 13:53 | 0:00 | 33:30 | 5:30 | 0:00 | 52:52 |
DW | 9:00 | 6:00 | 17:30 | 14:15 | 0:00 | 46:45 |
なお、実際には点検・メンテナンス日を月イチくらいで入れたいのだが、ややこしいのでここでは無視した。
週間スケジュールを立ててみる
では、各時間割を1週間にあてはめてみる。
旅のイメージの具体化への2歩目。
また、週間・月間・年間それぞれでの移動距離や、日々のDW時間などを算出することもできる。
さて、休養日が隔週でやってくるので、週間スケジュールは大きく2パターンに分かれる。
パターン① 休養日のない週
休養日のない週は、標準2日・釣り2日・移動2日・DW1日という日程となる。
順序は入れ替わっても構わない。あくまでパターンのひとつ。
以前の記事で、走行速度を15~20km/hと設定した。
このとき走行距離は、標準日(ライド6.0h)で90~120kmとなる。
移動日(ライド8.5h)の場合は、単純計算だと127.5~170km。しかし、長距離になると疲労から距離が伸びにくくなり、また経験上、150km以上はつらいので、120~150kmとする。
標準日2日、移動日2日なので、週あたりの移動距離は
(90~120)×2 + (120~150)×2
= 420~540 km
4週間だと 1,680~2,160 km となる。
また、DW時間は、週あたり49時間45分。平均すれば、およそ7時間/日。
これだけあれば、日々発生するDW作業も何とかこなせるだろう。とりあえずはこれでOK。
パターン② 休養日のある週
標準日を1日にした場合
休養日のない週は、標準2日・釣り2日・移動2日・DW1日だった。
このうち標準日を1日削って休養日に充てると、たとえば次のようになる。
この場合の週間走行可能距離は
(90~120)×1+(120~150)×2
= 330~420 km
4週間だと 1,320~1,680 km となる。
ただ、「釣り→移動→釣り→移動」という流れが、少しばかり忙しないような気も……。
また、DW時間は週あたり43時間45分。1日あたり6時間強。何とかいけるか……?
移動日を1日にした場合
標準日ではなく、移動日を削って休養日に充てるとどうなるか?
週間走行可能距離は
(90~120)×2 +(120~150)×1
= 300~390 km
4週間だと 1,200~1,560 km となる。
ん-、こっちのほうがのんびりしていて、イイ感じか?
DW時間は週あたり46時間45分で、1日あたり7時間弱。
その他の場合
これ以上は検討していないが、釣りの日を削るのもナシではない。山越え、海岸に出られない、今週中に距離を稼ぎたいなどの事情があるときもあるだろう。
DWの日を削るのは、基本的にナシだろう。というか、やることが多いので、無理。
休養日をカットするのはもっとナシだ。ただし、多少の先延ばしはアリにしよう。
月間スケジュールを立ててみる
週間スケジュールを立てて、少しイメージがついてきたが、まだまだ現実に即したものにはなっていない。
次は月間スケジュールに挑んでみた。
第1段階:機械的に充当
月間スケジュールを作るにあたって、まずは上で作った週間スケジュールを機械的に割り当ててみたところ、次のようになった。
なお、月間30日で組み、また点検・メンテナンスの日を適当に挿入している。
月木は標準、火金は釣り、水曜・第1土曜・第3土曜は移動……といった具合になった。
把握しやすくて良い。ゴミ収集の日程表そっくりだが。
30日間での走行距離は、標準9日・移動6日なので
(90~120)×9 +(120~150)×6
= 1,530~1,980 km
12ヶ月(360日)では 18,360~23,760 km となる。
また、DW時間は週あたり46.4時間(1日あたり6時間半くらい)。
第2段階:大潮を考慮
上のスケジュールは、地理や天候を考慮していないが、それは予測が難しい。
だが、事前に予想できることもある。「大潮の期間は釣りに専念するだろう」ということだ。
大潮は、月に2回ほどやってくる。新月と満月のときだ。日数としては、だいたい3~4日間ほど続く。
今回は、大潮の期間を「先月末からの続き」「今月の中旬」「今月の下旬」に設定し、ざっくりと組み直してみた。
つまり、月に3回も大潮が来ていることになる。こういう月は現実にあって、2020年の9~12月がそうだった。
かなりグチャグチャのスケジュールになった。把握しにくい……。
30日間での走行距離は、標準6日・移動6日なので
(90~120)×6 +(120~150)×6
= 1,260~1,620 km
12ヶ月(360日)だと 15,120~19,440 km となる。
ただし、大潮が月に3回も来ることは少ないので、これは年間移動距離の最小値に近い数字だと思われる。
また、DW時間は週あたり49.6時間(1日あたり7時間)。
なお、「釣りメインの日」が大潮の期間だけになってしまったが、実際にはこうはならないだろう。
気分的に、移動をなくして釣りに打ち込みたい日もあるはずだ。逆に、大潮なのに大雨で、DW日となるケースも十分にあり得る。
とは言え、このスケジュールは「企画を形作っていくための道具」でしかないので問題ない。
次回は年間スケジュール!
今回はここまで。
月間スケジュールから年間スケジュールを作るのは、けっこう難しい。
梅雨・台風・降雪を考慮しなくてはならないうえ、ルートの選定にも絡んでくるからだ。
ということで、次回は年間スケジュール作りとルートの選定をやってみます。
ではでは~。
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