どうも、しげるです。
今年のゴールデンウイークも、ついに終わってしまった。
早くも来年が待ち遠しい……
さて、今回僕は、近畿エリア5府県を回る自転車旅に行ってきた。
日程は、5月1日から5日までの4泊5日。
考えてみると、この規模のチャリ旅は、なにげに学生時代以来となる。
当時と大きく違う点といえば、ちゃんとした装備がかなり揃ってきたことか。
そういうわけで、「じゃあそろそろ、日本一周を念頭に置いたチャリ旅を試してみようか」などと考えた。
「日本一周のリハーサルのリハーサルのためのテスト」くらいの。
リハリハテスト。第一次不具合チェック。
今回持って行った道具の紹介や、いろいろ考慮した点、旅で得た気づきや課題等については、また別途まとめることとして、とりあえずは各日のことについて書いていこうと思う。
では、さっそく1日目の様子を。
1日目の概要
ルート
初日の走行ルートは、以下のようになった。
※出発地点は阪急川西能勢口駅として加工してます。
※GPSが上手く働いてないところ等も、手作業で加工してます。
初日の走行距離は93kmで、ゴールまでに要した時間は14時間ほどだった。かかりすぎ(笑)
部分的に加工してるんで、正確ではなくなってるけど、まぁいいか。
一日の流れ
- 朝8時半に家を出発。
- 国道171号線を走り、大阪を抜けて京都へ。
- 好きなライトノベルの聖地巡礼のため、渡月橋と京都国際会館へ寄り道。
- 国道1号線で滋賀入り。食糧を調達後、23時過ぎに琵琶湖畔のキャンプ場に着地。
だいたいこんな感じだった。
かかった費用
レシートによれば、合計で3,323円だった。
※内税・外税の計算は、だいたいでやった。
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
食費 | 1,466円 | 2日目の朝食パンを含む |
飲料費 | 510円 | 自販機を除く |
酒代 | 990円 | ビール×6 |
氷 | 83円 | |
その他 | 274円 | レジ袋、消費税 |
計 | 3,323円 | 自販機を除く |
実際には、自販機でお茶を3本くらい買った気がするんで、合計で4,000円に届かないくらいか。
1日分としては高い……
しかも、キャンプ場は無料で、風呂にも入らなかったんで、そのあたりを含めると5,000円を超えてくる。
今回はタバコも事前に買っておいたんで、本当ならここに450円が上乗せされる。実質6,000円くらいか。
やっぱり、コンビニおにぎりを買ったりせず、ちゃんと自炊しないと、日本一周はキツイだろう。
お昼までのできごと
さて、1日目の記憶を掘り返しながらつづっていこう。
朝8時半に家を出発。
その後、国道171号を東進していった。
さっそくトラブル。
10時前。
箕面市を走行中、そろそろ茨木市に入ろうかというあたりで、ビッグトラブルが発生。
走行中に荷台が丸ごと崩壊!笑
リアキャリアがスポーンと抜け、荷物ごと後ろに崩れ落ちている(笑)
いや笑い事じゃないけど。笑うしかないでしょ、こんなん。
実は以前、Twitterで、これと全く同じ事象の写真を見たことがある。
そのおかげか、それほど動揺はせずに済んだというか。
「あー、やっぱり、なるんだなぁ」という感想で、どこか冷静な自分がいた(笑)
で、外れた部分はこんな感じ(ピンボケしてるけど)。
イモネジで締め付けるだけの構造になってる。
過剰な負荷がかかったとき、キャリア自体の破損を防ぐためにスポーンと抜けるようになってるんかなって思ったり。
気を取り直して再出発
幸いにも、リア崩壊は低速走行中に起こったので、ケガもなく、荷物に大きなダメージもなかった。
数メートルほど地面を引きずったので、キズはついているかもしれないけど。その程度は仕方ない。
「こういうことが実際に起こるんだな」と分かっただけでも、重要な収穫だし。
特に大きなダメージもなさそうだったので、すぐに直して再出発した。
なお、構築し直したリアキャリアだが、このあと京都府内で再崩壊(笑)することになります。
その話はもう割愛するけど、これによって僕は「あ、これ重すぎて無理なんだな」と悟った。
そして翌日には、釣具の詰まったバッカンを家に送り返すことになるのである。笑
おにぎりとか食べて、さらに東進!
11時、セブンイレブン高槻南芥川町店で朝ごはん。……朝ごはん?
なぜか家で朝食を摂っていなかったので、これが朝ごはん。寝坊した自分が悪い(笑)
おにぎり二つとコーラで朝食。その他、お茶と、ハンガーノック対策のカロリーメイトも購入。
それからもタラタラと漕ぎ漕ぎ。
11時40分ごろ、「安満遺跡公園」とかいうところに出た。
何の遺跡なのかは知らない。笑
晴れ渡る空。とてもいい天気。気持ちいい。
大阪人、コミュ強すぎる。
さて、ここで少し雑談を。
「大阪人て、ちょっとコミュ強すぎるのでは?」という話。
今回のチャリ旅全体を通じての話なんだが、大量の荷物を積んでライドしているせいか、どこに行ってもメチャクチャ視線を感じる。
奇異なものを見る目。
そのほとんどは「視線だけ」。それだけなら気にならない。
でも、大阪人は違う。
なんか、メチャクチャ言語表現してくる……笑
①茨木市の工事現場のニイチャン
ちょうど正午をまわったタイミングだったからか、現場からゾロゾロと作業員が出て来た。
僕は、狭い歩道をゆっくりゆっくり走っていた。
ニイチャンはツレと話していて、声を掛けないと気づかなさそう。
このままだとすれ違えないので、僕は「すみませーん」と言いながら進み、先方に避けてもらっていた。
すると、僕に気づいたニイチャンが一言。
「うわ日本一周や!」
ちなうんですちなうんです4泊程度なんです一周しませんゴメンナサイ……笑
②同じく茨木市付近での主婦のひとこと
駅前付近を漕いでいたときのこと。
信号待ちになるかな~減速しようかな~
と思っていたら青信号になったので、減速せずに一定のペースで漕いでいると、前方にいた主婦らしき女性が、不意に振り返って僕の存在に気づき、2秒後くらいにすれ違う瞬間にとっさにひとこと:
「うわ! すご! 頑張って!」
あまりにとっさ。本当にすれ違う瞬間すぎるできごと。
僕はと言えば、「あっはい」と、某ぼっちちゃんのような返答しかできなかった。
なんで、その一瞬で意思をちゃんと言葉に変換して発露できるんや?
というか、その一瞬で声かけられるの凄くね?
③極めつけ! ありがたすぎる驚きの厚意
これ、マジで「こんな人おんの!?」という驚きだったんだけど、いやー親切な人っているんだなぁ。正直、半信半疑だった。
いや、旅人のブログとかではよく見かけるんよね。「お茶とかお金とかくれる人がいる」って話。
せやけど、実際に自分が厚意を受け取る側になるとか、考えもせーへんやん?っていう。
本当にビックリした。
結論から言うと、お茶を貰ったんだけど、そこまでの流れが凄かった。
- 僕は歩道をゆっくり走っている
- 僕の前を女性が自転車で走っている
- ちょうど速度が同じくらいで、追い越すかついていくか迷っている僕
- 女性が振り返って僕に気づく
- 女性が自販機前で自転車を止めたので、「道を譲ってくれたのかな」などと思いつつ僕が追い越す
- 女性が自販機でお茶を買う
- 信号が赤になり僕は停車する
- 追いかけてきた(⁉)女性が僕に声をかける
- 「暑いやろ! これ持ってき!」みたいなことを言って僕にお茶を渡そうとする
- 僕は遠慮して断ろうとする
- 女性「いやいや今そこで買ったやつやから! いいから持って行き!!!」
……ウルトラCすぎる。
いやありがたいけど、ちょっと待って? たとえばさ、もし赤信号になってなかったらやで?
僕は何も気づかず進んでまうやん? いろいろフイになるやん???
「僕に声をかけてからお茶を買って渡す」なら、まだわかる。
でも、「お茶を買ってから僕を追い掛けてお茶を渡す」は凄すぎるんよ……
「これが大阪人の真骨頂、大阪人の大阪人たる所以か!」
以上、この気持ちを、ぜひとも共有したいという話でした。笑
京都/聖地巡礼
京都には、僕の好きなライトノベル『魔法科高校の劣等生』に登場する場所がたくさんあって、コミカライズ版で実際に描かれている風景がある。
それらを撮影したいと思って、まずは嵐山へ向かった。
嵐山
アウトドアの話じゃないので、写真だけ貼っていく。
「ここに立ってたのか~」とか思ったりして、楽しかった。
自転車も一緒にパシャリ。
このあと、渡月橋を渡って北側に行ったんだけど、とにかく人が多すぎてヤバかった(あたりまえ)。
GW以外なら空いてるんかな? それでも人多そうやな……。
本当は「竹林の道」にも行きたかったんだが(ここも聖地)、さすがにやめた。
大荷物で行くところじゃない……。
ついでに、渡月橋に着く直前あたりの写真も貼っとく。
宝ヶ池
嵐山の次は、市内北東部にある宝ヶ池へ。
ここはキャラたちが戦った場所なので、ぜひとも行きたい場所だった。
しかし、このタイミングで結構な雨が降り始める。
「でもそんなの関係ねぇ! 聖地が俺を待ってる!」(待ってない)
スマホに100均の防水カバーをかぶせ
カッパを着て、と思ったらすぐに雨が止んだので脱ぎ
エグい勾配の階段スロープにぶつかってしまい、パニア外して何往復かして……
苦労の末、ようやく宝ヶ池……の裏側?に到着!
ところが……
なん……だと……………
雨で疲れ、坂で疲れ、看板にトドメを刺され心が折れた僕は、すごすごと退散……。
いつか絶対リベンジ!
京都国際会館
宝ヶ池の後は、すぐ隣にある会館へ。
ここも聖地で、運よく同じ画角の撮影に成功。
ここでも自転車と一緒にパシャリ。
この時点で、時刻はすでに17時。そろそろ時間的にヤベぇ。琵琶湖行かなきゃ。
聖地はまだまだあるが、それはまたいつの日にかやるとして。
気持ちを切り替え、再びペダルを回し始めた。
滋賀県へ
18時すぎ、腹ペコが限界だったので、峠の真ん中で小休憩。自販機ありがたい。
買っててよかったカロリーメイト。ハンガーノックは笑えないので……
19~20時ごろ、国道1号線の峠(かつて逢坂の関があったところ)を、ヒィヒィ言いながら押して登る。
この道路は交通量がヤバすぎるので、路側帯なんて絶対に走れない。
歩道はあるけど、車道との間にずっと柵があって、その幅が「人がすれ違えるギリギリ」という狭さ。4パニアの自転車なんて漕げない。
ある意味で、171号線以上の酷道かも? 柵がある分、安全ではあるけど。
ひたすら押して上がり、下りはブレーキかけながら慎重に、超スローライド。
……十数年前、自転車で同じように京滋越えしたはずなんだが、こんな記憶はない。別の道?
まぁ正直、記憶もかなりおぼろげ。何とも言えない。
そして21時過ぎ、ついに近江大橋に到着!
ここまで来ればもうほぼゴールみたいなもの。
橋を渡り、食糧調達を済ませ、現着して設営してメシ食ってアルコール摂ったら終了。
22時、ラ・ムー草津店で食糧調達。氷、ビール、牛肉、ウインナー、朝食用のパンを買い、キャンプ場へ。
すぐそばに風呂もあったけど、もうそんな元気は残ってなかった。
設営・メシ・酒・睡眠!(疲労困憊)
23時を回ったころ、ようやく「湖岸緑地 志那1」に到着。
琵琶湖の湖畔にある、無料のキャンプ場。
何はともあれ、とりあえずテントを設営。
そして乾杯!
アルコールが体に沁みわたるー。
人心地ついたところで、風が冷たかったのでタープを建てて。
それからウインナーを焼いて晩酌。
ボディシートで体を拭き、眠りについた。
ちなみに、「そんな夜中にペグを打つのはどうなの?」という話については……
いざ現地に着いてみると、23時を回っているというのに、普通にペグを打つ音が鳴り響いていた。
どうしてこんな夜中に?と思いつつ、まぁあまり気にせず設営できるのは助かるわー、と。
もしかしたら、翌日5/2に有給をとって、前夜に現地入りした人たちだったのかもしれない。
1日目 おわり
ということで、久しぶりのロングチャリ旅の初日は、どうにか無事に終えることができた。
当初の予定では、
- 2日目は宇治市を経て奈良で1泊。
- 3日目は和歌山に入り、紀の川を下って、大阪府岬町近辺で1泊。
- 4日目と5日目は、大阪湾をランガンしながら帰宅する。
という感じだったんだが、いざやってみると、想像以上に自転車の運転がつらくて。(重すぎた)
結局、1日目終了の時点で
「もう知らん! 明日は沈没! なんなら日程を1日延ばせばいい!」
ってなった(笑)。
というわけで、2日目は沈没。まったり回です。また書いてアップ予定。
ではでは!\(^^)/
コメント