しげるです。
出発前の4月、この旅のためにいろいろ換装したので、その感想も含めて書いていきます。
(換装の様子は下記記事を参照)




車体・パーツ
車体は、言わずもがなの「TREK 520 Disk」。
最大の変更点はハンドルバー。その他、ペダルやタイヤなどを長旅用にいろいろと換装した。

ハンドルバー、ステム、シフター、ブレーキ
ハンドルバーは、初期装備のドロップハンドルからBBBのバタフライハンドルに変更した。
ハンドルバーの変更に伴い、ステム、シフター系、ブレーキ系をそれぞれ変更した。


このような状態でロングライドを行ったわけだが、握れる位置が多いためだろうか? 今までのチャリ旅で感じていたようなレベルでの疲労感は無かった。
いろいろとマウントを取り付けているから前方は握れないが、ここを握ればもっと楽に走れるのかもしれない。
また、フラットバー用のグリップを取り付けたうえでバーテープを厚めに巻くなどしたおかげだろうか、換装作業中の試走時のように手のひらが痛くなることは一度も無かった。




なお、2023年GWのチャリ旅4日目終盤に経験したような筋肉の痛みを感じることは一切なかった。




ブレーキ:SHIMANO ブレーキレバー SORA BL-R3000-P 左右セット 2.5フィンガー
ペダル
ペダルは三ヶ島ペダルの「IC-LITE」という製品に変更。
形状が表裏対称となり、ペダルに足を置く時のストレスは一切なくなった。
ただし、旅の終盤でペダルのあたりからカチ、カチ、と一定のリズムで異音が鳴るようになった。ネジ部に水気とかゴミとかが入ったかもしれない。要確認。


タイヤ
タイヤはSCHWALBEの「MARATHON 700×38c」に変更。
「漕ぎ出しが重たい」という評判を散見していたが、個人的には特に何も感じなかった。
旅の始まりから終わりまで、パンクすることは一度もなかった。
ただ、もっとグリップ力が強いと想像していたところ、それほどでもないように感じたのが少し気になる点。


フェンダー
フェンダーは、2023年のチャリ旅で壊れたフロントフェンダーを手直しして再度取り付け。


金具部分をペンチで曲げたりいろいろやって取付け直した.
ただ、今回の旅でも同様のクラッシュが何度か発生した。
原因は、どうやら足の爪先がフェンダーの後端部に接触したかららしい。
クラッシュするのは、すべて漕ぎ出しの瞬間だった。
おそらく、ハンドルを大きく切って、かつ漕ぎ出しで力んでいるときに触れてしまっているのだろう。

その他
主な変更は以上だが、その他に車体・パーツ関連でいくつかトラブルが発生したので、書いておこうと思う。
なお、以下の他に微妙な異音や違和感を何度か確認しているが、原因不明なので省略する。
フロントキャリア
23日目、フロントキャリアの独立パーツの破断に気づく。
おそらく横揺れを抑制するためのパーツだと思われるが、代替部品は見つからず。

また、キャリアをフォークに固定するネジも無くなっていた。

リアシフター
リアシフターについては、22日目に「ワイヤーがもげる」というトラブルが発生。
とりあえず応急処置をして、自転車屋さんへ直行。ケーブルとアウターを交換してもらった。


その際に、自転車屋さんから「リアディレイラーが歪んでいる」と告げられる。
リアのギアチェンジが上手く決まらないのは、チェーンとスプロケットの摩耗のせいでもあるが、リアディレイラーの歪みのせいでもあるとのことだった。

フロントシフター
フロントのギアチェンジについて、34日目に「一番上まで上がらない」というトラブルが発生。
ワイヤーがすっぽ抜けたのかと思ったらそうではなく、幸いにも調整ネジを回してフロントディレイラーの位置を微調整するだけで直せた。

キックスタンド
キックスタンドについては、すべて写真に収めたわけではないが、ボルトを何度も何度も交換した。(すぐにひん曲がる)



また、最終日にはスタンドそのものが真っ二つにボキッと折れた。
無理な姿勢を取らせてしまい、過剰な負荷がかかったため。


サドル
最後に、トラブルと言うわけではないのだが、サドルがボロボロになってしまったので、そろそろ買い替えないといけないなぁと思っている。


マウントアクセサリー
アクセサリの類は、換装の際にいろいろと手を加えた。
特にハンドル周りについては、旅の最中にも配置を変えたりアイテムを追加したりしていった。
ハンドル周り
まず、ハンドル周りの全体像を。
2023年から、下のようにだんだんと変わっていっている。





ハンドルバーエクステンダー
以前から使っているKCNCの製品。今回も特にトラブルは無かった。
強いて言うなら、いろいろ付けすぎて重いので、たまに増し締めしないとズレやすくなる。

ハンドルバーバッグのアダプター
換装作業時にアダプターを純正品からRIXEN&KAUL品に変更したが、これも特にトラブルは無かった。


サイクルコンピューター
サイクルコンピューターは、最初はアウトフロントマウントを介してハンドルバーエクステンダーに取り付けていたが、位置を変えたりいろいろやってるうちにハンドルバーマウント時のGoProと干渉して使いづらくなったので、早々にステムマウントに変更した。






フロントライト
フロントライトは特に問題ないが、バッテリーが切れると行動不能になってしまう。
バッテリーパックを交換できるタイプのライトだと助かる。


ベル・ミラー
ベルを使うことはそもそも少なかったが、この位置だとたまに指が当たって鳴らしてしまう。
ミラーについては、やはり視線が少し下がってしまうし、少しぶつかっただけで角度が変わるのが鬱陶しい。ダサくてもママチャリやバイク用のものに買い替えるべきか……。

ミラー:タナックス イージーミラー S-12
GoPro ハンドルバーマウント
GoProのマウントは、いろいろ試した結果、この位置かつ右からネジを締めるタイプに落ち着いた。
周りのギアとの兼ね合いの結果なので、今後配置が変わることもあり得るが、360°回転できる純正マウントをきちんと運用することはできた。





スマホホルダー・ボトルホルダー
スマホホルダーは、ハンドルバーエクステンダーから外してハンドルの右前方に取り付ける形で落ち着いた。
そのせいで握れる位置が減ってしまったのだが、仕方ないと割り切る。少なくともフラットバーやドロップハンドルでは難しい取り付け方なので、これもバタフライハンドルのお陰。
ボトルホルダーは灰皿用に買ったもので、特にこだわりはないので、灰皿そのものの変更も含めて今後考えていきたい。




ヘルメットホルダー
ヘルメットホルダーは最終的にこの位置に落ち着いたが、途中からあんまり使わなくなった。
治安が悪いエリアならともかく、今回の旅では要らなかったかもしれない。



サングラスクリップ
100均で購入したサングラスクリップは、ミラーに挟むような形で取り付けたが、非常に使い勝手が良かった。


傘ホルダー
傘ホルダーは、ランガンロッドを取り付けるために途中で購入した。
課題は竿のお腹の部分を支える輪っかを固定しているネジがすぐに緩んでくる点と、リールが左手にぶつかって鬱陶しい点、何より車体が倒れたら高確率でロッドが死ぬ点。
なおアジングロッドから穴釣りロッドに変えたら、リールが小さいからか手にぶつからなくなった。
まぁ「とりあえず付けてみた」くらいのノリなので、設置場所は今後要検討。わざわざハンドル周りに付けなければならない理由も無いので……。




リアライト
ちまちまと改良したリアライトのマウントは、意外なことに一度も落下しなかったので、たぶんこのままでも構わないと思う。

ボトルケージ
出発前にあーでもないこーでもないと微調整を繰り返していたボトルケージ3つは、結局このような形態で運用した。
初めは一番下のケージに水を入れた1.5Lペットボトルを積んでいたのだが、振動でペットボトル自体に穴が開いてしまうことが分かり、使わなくなった。
あるに越したことは無いと思うのだが、うまく運用できないなら外してしまっても良いかもしれない。
なおケージが干渉しないように取り付けるため、ネジの位置をずらすアイテムを使用したが、特に問題は無かった。

バッグ類
パニアバッグ
パニアバッグはフロント・リアともにORTLIEBで、それぞれ「バックローラークラシック」と「バックローラープロクラシック」。

リア:バックローラープロクラシック F5352(70+8L)
フロント左のパニアは何かにぶつかったのか、旅の途中で破れてしまった。
とりあえずゴリラテープで応急処置したが、完全防水は失われたものと思う。
ただし、土砂降りライドをしなかったためかもしれないが、今回の旅を通じて中に水が侵入することは無かった。


また、パニアバッグの下部に付いているキャリアに引っ掛けるための爪が、キャリアから外れることがフロント・リアともにしばしばあった。
走行中にこの爪が外れると、左右から衝撃を受けているような感覚が伝わってくるので比較的わかりやすい。


ハンドルバーバッグ
ハンドルバーバッグも、今まで通りORTLIEBの「アルティメイト6 クラシック」。
あまりに便利すぎて手放せない。
主にバッテリー類を入れており、ライド中のスマホの充電はここからケーブルを延ばしている。
また、GoProをハンドルバーにマウントするとき、たまに直差しで充電しながら撮影したりもした。

トップチューブバッグ
トップチューブバッグは、以前から使っているLamicallのもの。
カラーが致命的に車体と合わないのだが、容量が大きいので今回も持って行った。
防水性が低い、ずれて足に当たるなど不満はあるものの、何となく使い続けている。
今回はタバコやカロリーメイト、医薬品、小さめのチェーンロックなどを入れていった。


フレームバッグ
ここでようやく本格的なMy new gear ……
初めて買ったフレームバッグは、Zefalの「Z Adventure C4 フレームバッグ」!
綺麗に撮れてる画像が無いのでとりあえずこれで……。

中には折り畳み傘、照明、充電器など、特定条件下では必ず使うことになるのが分かっていて、なおかつサッと取り出したいものを入れていた。
- 傘:徒歩で行動したい雨天時
- 照明:野営やキャンプ時の夜間
- 充電器:宿泊時やネカフェ入店時など
- 単4充電池:主としてヘッドランプのバッテリーパックが空になったときの代替
- 工具:プラスドライバー、ペンチ、六角レンチなど
- その他、たまに使う小型のチェーンロックなど
なお、このバッグはペットボトルと少し干渉したものの、破れるなどのトラブルは特に起こっていない。
ゆくゆくはフルフレームバッグに変更したいのだが、今後しばらくはこれを使っていくつもりである。

ステムバッグ
ステムバッグは、以前から使っているTOPEAK「フリーローダー ステムバッグ」の使い勝手が割と良かったので、もう一つ買い足して取り付けた。
5月時点での話だが、そこそこ保冷してくれる。


サドルバッグ
サドルバッグは、相変わらずTOPEAK「エアロウェッジパック」を使用。
傷む気配がいっこうに無い……。


ホルスターバッグ
自転車用品の記事に入れるか悩んだが、もうここに書いておく。
ライド中は、基本的にずっとDOPPELGANGERのホルスターバッグを腰に巻いていた。
中身はデジカメだったり、モバイルバッテリーだったり、デジカメ用の充電器だったりと、その時でいろいろ。
いちおう止水ジッパーっぽくなっているが、あまり信用せずに雨天時はなるべくカッパで覆うようにするか、水に濡れても問題ないものに入れ替えるなどしていた。

工具・メンテ器具・消耗品の予備
家から持って行った工具その他は以下の通り。
⑦ペンチ
TAKAGI
軽量ペンチ175mm
GLP-175
途中でペンチ兼ワイヤーカッターを購入した。
フェンダーの金具を曲げたり、ワイヤーを引っ張ったり切ったり。
トラブル対応には、やはり無くてはならない道具だった。
その他に、プラスドライバーや六角レンチ、パンク修理キット、軍手など。
その他
以上の他、以下の物品を持って行った。
最初はクーラーボックスをリアに固定するために2本だけ使っていて、4本持って来る必要は無かったかと思ったが、途中でコンテナボックスを購入し、4本すべて使うこととなった。
「多めに持ってきてよかった」と心の底から思った。
③固定ネット
リア、フロントともに何かしら引っ掛けるような使い方ができて便利なのだが、その反面、特にリアについてはパッキングの手間が増える。
ネットを使わずに道具を引っ掛けるシステムを構築したいところだが、さてどうなることやら。
④鍵類(省略)
⑤ヘルメット
NEW! OGK KABUTO
ヘルメット VITT
#3066163
ヘルメットというものを初めて買ったのだが、軽いし意外と臭くならないし、けっこう良かった。
登り坂を漕ぎ続けているとサングラスが曇ってくる。
そうすると前が見えないのでサングラスを外すことになるのだが、それでも虫が顔面に飛び込んできたりするわけで……。
そんなとき、磁石でパッと取り付けられるシェードに助けられた。
自転車用品紹介 おわり
以上、換装の感想(シャレじゃないから!)も含めた紹介を終わります。
けっこうトラブルもあったし、トラブルというほどではなくとも課題も出てきたので、日本一周時の参考として残しておく。
次の記事は、たぶん電子機器編になると思います。
それでは!
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